能天気というかお花畑な気質のアイドル・桜、口を開けば毒を吐くほたる、魔法使いのアリス。3人の少女たちの会話というか、特定の主題に対しての議論?とか冒険?とか。カオスというかグダグダというか割れ鍋に綴じ蓋というか身も蓋もないというか、なやりとりを描いた萌えコメディ。
たとえば初回は桜の実家の喫茶店が不況で芳しくないのであとの2人に相談してみるも、その提案はエロ込みの無茶振り、というかんじ。畳み掛けるような早い展開のコメディで、毒もエロネタも多分に含まれているけど勢いで読ませてしまう不思議なノリ。しかも密度がさりげなく濃い。
もともとはゲームなのかな?よくわからんけどコミックスに限っては楽しめました。ギャグのテンションが好みな傾向だったからかな。もしくは萌え系ジャンルでたまに感じるつまらなさを感じないのは、男子にとっての夢展開なあざとさがなく、かしまし三人娘が無茶やってるだけという構図だからというのもあるかも。
御影獏
角川コミックスエース1巻 / 角川書店
ジャンル:少年・コメディ / 好み度:★★★☆☆