サドカレ 旦那サマはプチ・サディスト 瀬戸口みづき 


サドカレ 旦那サマはプチ・サディスト (カドカワデジタルコミックス)

恋愛遍歴がダメンズばかりだった著者は現在爽やかなイケメンの夫がいる。ただし旦那様はプチサド夫でした、という夫婦コミックエッセイ。
サドカレさんの所行はいろんな意味ですさまじい。饒舌なのはナルが入っているから、行動自体はこどもの悪戯の延長っぽくはあるけど・・。友人知人に話すとDVとしか見られないが違うと著者は断言。本気で反撃もするみたいだしこれも夫婦交流の1つの形か。と読み進めていっても著者の思考もDV被害者に近くて心配になったり、エピソードによってはモラハラでギリギリアウトにしか見えないが、とハラハラした気持ちで読んでしまう。
でも最終話でのサドカレの対応はちょっと泣けた(感動の意味で)。著者が本気で落ち込んでいるときゲスの一線を越えず茶化さずきちんと真面目に自分の思いを伝える人だから著者はいっしょにやってけるんだなあと。この最終話がなかったらげんなりしておわりだったかも。そういや著者の作品では旦那さんと似たタイプのキャラがけっこう出てくるけどやっぱモデルになっているのかなあ。

瀬戸口みづき
角川コミックス全1巻 / 角川書店
ジャンル:エッセイ / 好み度:★★★☆☆