竜族の戦士ラス・ザッツ・ルーンの3人は魔族の親玉の首をとった帰り、とある宿に泊まる。しかしそこは人喰い魔女がやっている宿だった......。
上のあらすじは最初の最初の最初のものです。一言でいうと竜族と魔族の戦いの物語。......でいいんでしょうか(おい)
最初のうちはちょっとブラックが入ったコメディタッチの展開だったのですが、巻が進むにつれ、主人公や脇キャラの過去や秘密が明かされていきどんどん暗くシリアスな展開へとなだれこんでいきます。伏線が消化しきれないうちに新しいキャラや新しい謎が増え、何度読んでも話の大筋が見えてきません。気がつくといつの間にか終わっていたという感が強いというか;筋道だってストーリーが進んでいないパターンは私にはちょっと辛いです。
どちらかというとキャラ重視なつくりだなと感じました。それだけに登場人物には魅力がありますが。物語は決して薄っぺらい構成じゃないと思うんですけどね・・。
私にとっては面白いと思うエピソードとよく理解できないエピソードと両極に別れてしまう作品です。個人的に、ラスとセシアの謎のとっかかりのエピソードが一等好きだったり。そしてやっぱり途中からわけわからなくなってしまいましたが(汗)
続シリーズが発表されていますがおいおい伏線は回収されるのでしょうか。
押上美猫
ウイングスコミックス全26巻/ウィングス文庫/新書館
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祝福の黒と破滅の白ドラゴン騎士団II/ウィングスコミックス3巻
ジャンル:ファンタジー / 好み度:★★★☆☆