荒廃した人の居ない街には、どーにゃつという猫のような不思議な生き物たちが生きている。彼らの日常を描くゆる系SF冒険活劇。
舞台は荒廃した街。建物は崩れ人っ子ひとり居ない。そんな場所に1匹の生き物が。猫のようだが身体がドーナツのよう。自分が何者かなぜこの場所にいるのか・・記憶がなくさまよっていたところ、同族のような仲間と出会う。
窮鼠猫を噛む、ではないが、主人公達には天敵がいる。それらはネズミのような生き物で軍隊のようなコミュニティを築き主人公達を捕縛及び捕食する。原始時代のマンモスVS人間みたいなかんじ。
可愛い造形のキャラたちによる荒廃した都市を舞台にしたサバイバルものといっていいのか。知能が高い者もいれば猫本能前回の者もおり、個性がきっちり別れているだけに彼らの生活描写はちょっと楽しい。ほのぼのな日常っぽさもあれば弱肉強食的なハラハラ感もある。シビアさとゆるさの同居という面白い構成。
そして一巻終わりくらいにガチなSF要素が投入されかなり驚く。ゆるいキャラが主人公だが内容はけっこう骨太でカルトなSFなのだろうか。
コザキ・ユースケ
ヤングガンガンコミックスSUPER全6巻 / スクウェアエニックス
ジャンル:青年・SF / 好み度:★★★★☆