魔法が存在し魔法が展開されると猫耳が出るというファンタジー世界観における魔法学校の男子生徒達の学園もの。
デッサンはしっかりとした可愛い絵柄。魔法行使時のみ猫耳が生えるって設定は地味にツボ。座学は完璧だが魔法展開がさっぱりで耳が生えない特待生と、当人も知らない謎があるみたいな脳天気キャラの孤児のコンビを中心に個性豊かな面々による明るいファンタジー学園ものといったかんじ。
どのキャラも馴染みやすく楽しく読めるのだが1巻の間に主格が変わりすぎて主題が定まっていない印象も。まあトリを飾る伏線以外は主題などないのかもしれないが。学園舞台はあの児童文学、ある擬人化漫画のキャラ設定をどことなく彷彿させる。
森悠
角川コミックスエース1巻 / 角川書店
ジャンル:少女・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆