一人暮らしの青年の元に母から送られたものは、かわいい女の子の姿をした炊飯器だった。
一人で住む青年に美少女がやってくる、という定番の始まりだが、その美少女は炊飯器という話。見た目は少女そのものだが頭のてっぺんがパカッと開き、上部が炊飯器になっている。ちなみに1合炊き。
このテの少女乱入ネタの場合、青年側は変なテンションの場合が多いが、こちらの主人公は冷静というか冷めた対応。正直炊飯器として使えない少女を送り主である母親へ送り返そうとするが、人間でないゆえに常識を知らず人の話を聞かないマイウェイな気質もあって主人公のところに居座ることになるはじまり。
事態が流れても主人公は少女への対応は普通というか冷めたままだが、少女との親密度を上げないとお米が上手く炊けないという設定から話が膨らんでいく。また、主人公には幼馴染の女子がおり、その子との三角関係めいた展開も肝の1つのよう。
特殊な設定に加え、ほのぼのとは微妙に違う一歩退いた感じとでも言おうか、なノリで他作品とはちょっと違うテイストを楽しめる話でした。
うず
まんがタイムコミックス2巻 / 芳文社
ジャンル:4コマ / 好み度:★★★☆☆