虚弱児の双子の兄と正反対に健康優良児の男子は、変わり者で有名な先輩の女子に自分の命をもらうと告げられるものの、ある出来事から言葉を翻される。彼女は宇宙人であり、仲間として一緒に地球侵略をしてほしいと勧誘される。
冒頭の一連のはじまりで表題の意味がほぼわかる構成で、ひとりぼっちだった先輩女子は主人公を得ることでひとりではなくなるということのよう。背景として、地球には様々な宇宙人がおり、彼らにとって地球は未開の惑星であり、侵略の機会をうかがっている状態。先輩女子は主人公を一度は巻き込まないようにするが主人公側が巻きこむよう促す展開に。
著者特有の人物描写が個人的に印象深いですね。SF設定を含みつつのせつない系も含めた青春風景的な展開が多そうな構成になりそうですが。また地球侵略をどう進めるのか、双子の兄がどう話に関わるのかなど肝の部分をどう転がしていくのかも気になります。
小川麻衣子
ゲッサン少年サンデーコミックス全15巻 / 小学館
ジャンル:少年・SF・青春 / 好み度:★★★★☆