料理が好きで腕前もいい新婚の奥さん、奥さんの隣に住む料理下手を売りにしている料理研究家の奥さんを中心とした料理と夫婦をネタにした4コマコメディ。
「主婦の料理」がテーマの4コマもの。夫婦生活というか下ネタのネタもちらほらありますが雑誌のカラーとして必須なのか単に作者のカラーなのか。でも単なる脱線じゃなく料理というテーマから逸脱していないところはさすが。
主人公の奥さん可愛い系で働きものというかマメな性格で料理も丁寧に器用に作るタイプ。一方はおおらかというか大雑把というか適当な性格で料理はアート、あとアレンジがすごい、ある意味天才なのか。料理研究家上、料理本の執筆や料理教室を開いていますがそのカラーはかわらず。
何でもきっちりしてしまう主人公と手を抜けるところは抜く(それ以外も抜いてますが)研究家の対比が面白い。当然ながら料理に対するポリシーが両極でどちらも納得できる台詞なのがツボでした。
基本、ボケ突っ込み系の展開で、台詞だけだと強烈な部分もあるのですが絵と演出でかなりほんわかした雰囲気になっています。
極端なネタもあり実生活でもわりとあるあるといったネタもありバランスの良いタイトル・・かな。
料理は素材の組み合わせと微妙な調味料のさじかげんで決まるんだなあと。料理レシピで「少々」という表示にとまどうって話は納得する人が多いんじゃなかろうかと勝手に想像してみる。
後藤羽矢子
バンブーコミックス全1巻 / 竹書房
ジャンル:4コマ / 好み度:★★★★☆