女子中学生たちのちょっと、いやかなりへんてこな日常を学級日誌スタイルで描いたギャグ漫画。
一條マサヒデの原作ギャグコメディ。作画はいぬぶろというひと。美少女漫画界隈では有名なひとらしい。確かに可愛いし表現力は高い。原作者のカラー健在、言葉をネタにしたちょいエロ系ギャグ展開が延々と続く。ネタと作画担当の作風がきっちりはまった印象をうけ、とても楽しく読める。一歩間違うと寒い駄洒落、異口同音を巧みに活かしたネタ、言葉のあやを現実に行うという滑稽さ。見事です。
大体1ネタ1~2ページの手軽さも気楽で良い。1ネタは短いが大体数シリーズに分けられており、ベクトルのずれた優等生、球拾い部(笑)、誤解されているがピュアな不良、恋愛に迷走する数学教諭などがある。個人的には球拾い部の話が一番好きかな。数学教諭の話は・・いろんな意味で辛い;;
学級日誌スタイルということで、上部のタイトルを入れる部分にエピソードの主役(もしくは登場人物)の氏名と「今日の目標」欄にあるキャラのコメントが、縦欄外には登場人物紹介もちょこちょこあり、どちらもなにげに奥深い。隅から隅まできっちり読むとかなり長く楽しめる構成だと思う。ばかばかしい展開がお好きな人向け。
こだくさん
イブニングKC全3巻 / 講談社
ジャンル:青年・ギャグ / 好み度:★★★★★