ある学校の特別編成された女子ばかりのクラス。一人が暗殺の対象、残り全員は暗殺者。暗殺者の中に一人だけ暗殺対象を護る少女・暗殺対象の少女・暗殺者の少女たちの学園生活とバトルを描いた物語。
主人公は暗殺養成学校の優等生の女子。いけ好かない教員からある任務を受け、ある学校の特別編成されたクラスに行く。そのクラスの中にターゲットがおり、他は全員そのターゲットを狙う暗殺者だという。
ギャルゲーよろしく様々なタイプの女子が織りなす暗殺バトルサスペンス。ターゲットは誰か、から始まるがすぐに判明するし、主人公はターゲットと寮の部屋が一緒になり彼女と交流するうちにターゲットを殺すのではなく護る立ち位置になる展開。
高河ゆん原作だからか、物語の構成がわりと感覚に頼るタイプ。現代風な舞台だがどこかファンタジーめいた設定、それに伴う不思議な感覚、独特のキャラの登場人物達などは往年のファンとしては懐かしくもある。
作画は別の人だが絵柄というか雰囲気はどこか似ていて違和感が少ないのは個人的に良かった。モノローグや不思議な謎かけなどの演出もイメージ通りな印象をうけた。
原作:高河ゆん / 漫画: 南方純
角川コミックスエース全5巻 / 角川書店
ジャンル:少年・サスペンス / 好み度:★★★☆☆