吸血鬼を狩る組織「評議会」のエージェントの女性は真祖(オリジナル)と思われる青年を追っている。一方青年は古美術売買を生業としており立ち寄った町の森の樹から長年探していた人物を発見する。
えーとオープニングのエピソードがくるくる変わるので少々わかりにくいのですが、吸血鬼が存在し、またそれを退治する組織があります。組織の対吸血鬼エージェントも普通の人間ではなく吸血鬼に近い超存在の模様。一方、組織のエージェントの一人が追う青年は、吸血鬼の真祖と思われているが実はそうではなくどうも未来からきた存在のようです。どこかの研究者で事故かなにかで散らばった仲間をさがしていた中で主人公格である「教授」の少女を発見するという展開。
どうも主人公たちの仲間の中には聖書の人もいるようでなかなかスケールが大きくなっていっています。ヴァンパイアものとSFが入り乱れた内容というべきなのか。話の構成も一本調子ではない複雑怪奇になっていますがそこがこのタイトルの長所でもあり。
こういうなんとなく話の本筋はわかって後の展開がどうなるか予想がつきにくい、でもなんとなく惹かれるってタイトルは久々かな。
関係ないですがこの夫婦ほんと絵が似てるな~と思うのは私だけか。
原作:新谷かおる / 作画:佐伯かよの
バーズコミックス全20巻+外伝 / 幻冬舎
ジャンル:青年・SF・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆