猫の教師が多く在籍する中学校の教師と生徒の日常を描いた猫コメディ。
ぼくらの担任教師は猫のにゃんぱち先生、というわけで、人語を解し教師が猫で生徒は人間という学校が舞台。ある意味メルヘンとも言える設定。あー金八先生とかけてるのか。いま気づいた。
細かい舞台説明は一切なく一発ギャグ的なノリのネタもあり、猫の特性を十二分に活かしたネタありと固定しているようでその引き出しはけっこう広いかな。
人間のように言葉をしゃべり教師らしい指導も行う一方で気質や特性は猫そのままで時には生徒にいろんな意味で翻弄される愛らしさ、猫が教師で人間が生徒という位置が生み出す独特の関係ややりとりの妙がこのタイトルのミソ。
にゃんぱち先生だけならともかくほとんどの教師が猫という設定に少なからず違和感があったのですが読み進めていくとそれもなくなってきました。なんのかんのと教師と生徒たちは仲が良く、万人向けのほのぼのさとけっこう秀逸なコメディ構成のタイトル。
さくらばつかさ
ねこぱんちコミックス全2巻 / 少年画報社
ジャンル:少年・コメディ / 好み度:★★★☆☆