コンシェルジュプラチナム 藤栄道彦 / いしぜきひでゆき

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都心の高級ホテル・キャピタル白金平は地域の商店街との提携による集客を方針として打ち立てている。そこにやってきたのはアメリカで活動していた企業経営アドバイザーの青年。
コンシェルジュという作品の続編というかスピンオフというか。どうも前作に出てきたキャラが今回の主人公ということのよう。
始まりでは物語の視点はホテルの従業員で商店街との提携を望む女性。商店街の活性を望んでのことだが交渉などは素人で・・というところに、主人公が介入していくという展開。
主人公の青年は企業経営アドバイザー。心理士として人の心理を見抜く審理眼には長けておりそれによって事なきを得る場面も多々あるものの、他者の側に立つ・思いやるという配慮は欠けているところがあるという設定。といっても主人公の気質は理詰めばかりの冷たいキャラではなく物腰の柔らかいタイプなんですが。机上の知識のみで現場の空気を読みきれていないということか。
この主人公の成長と、ホテルとの提携によりホテル・商店街双方の活性を描いていくのかな。
そういや地域と提携、観光客の足をホテルだけが取り込まず商店街などにも向けるという方針ってテレビでやってたなあ。

藤栄道彦 / 原案:いしぜきひでゆき
ゼノンコミックス全10巻 / 徳間書店
ジャンル:青年 / 好み度:★★★☆☆