交通事故によって妖怪が見えるようになった青年・地童吾郎は鬼部降伏師の巫女・神唯円とともに人に憑いた妖怪と戦うことになるが・・・。
妖怪を退治するアクションもの...ですがどちらかというと人間ドラマ、特に「大人」の男と女の人間模様がメインだと思います。妖怪が憑く人間の難儀なところを赤裸々に表現していて、妖怪とか降伏とかというオカルト要素は含んでいるものの事件そのものにはリアリティがあるなあと。物語の性質上、重いテーマが多いですがコメディのノリも多く含まれています。あと、主人公の地童が見える妖怪の姿には必ず乳があるがなんともはや。この辺は作者のカラーでしょうかね。あ、主人公は2人ですが話が進むとあと一人メインキャラが増えます。
たがみよしひさ
ぶんか社コミック文庫全2巻/ぶんか社
ジャンル:現代オカルトアクション/好み度:★★★★☆