容姿の良さが一番の売りである売れっ子美人作家と彼女の本質を知り翻弄される弟、弟の彼女や作家の編集担当の男性などが登場する作家とその周辺を描いた４コマ漫画。
作家の紫乃先生は顔の良さで売れている部分があり、本人もそれを自覚し歓迎している。外に出るときはメイクは入念に、顔を使っての営業も余念がない、しかしいったん家に入ると何もしない。いい意味で裏表が激しいというか強かというか一癖あるというか。そんな作家の姉を持ちことあるごとにこき使われる弟の視点で描かれています。
姉に翻弄される弟ネタで回すかと思いきや、姉のファンでそれゆえに弟の彼女となる少女や、姉が好意を持っている編集担当の男性、同業者の気風の良い女性作家などが登場しネタの幅が広がっていきます。
仕事ネタのみならず恋愛や友情といった人間模様のネタもありそのほんわかした雰囲気、主格である姉のどんな仕事でも手抜きがなく（〆切りの攻防はあるけど）本質は真面目で純情という設定がかなりツボでした。
コメディ的な楽しみと和みを堪能できる喜びを感じるタイトル。キャラが好きになれるかどうかってのがけっこう肝だなあとも感じるタイトル。
個人的に姉と担当は告げあうことはないけど相思相愛なところが萌え（笑）
王嶋環
まんがタイムコミックス全２巻 / 芳文社
ジャンル：４コマ / 好み度：★★★★☆