そらのおとしものシリーズ 

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田舎町が舞台。平凡と平和を好む少年智樹はある夜、空から降ってきた背中に羽のある少女を保護する。少女は自分はエンジェロイドで、マスターである智樹を喜ばせる存在だという。
あきらかに人外のかわいい女の子がやってきて主人公と周囲の人間と彼女が織り成すドタバタコメディといったところか。主人公がエロ星人ということで、コメディ部分は、ぱんつだ裸だおっぱいだと性的衝動全開のネタが多いです。
あからさまにUMAなアンドロイドの少女が主人公のもとに来た理由とか少女がどこからきたのか、少女が何者かという謎解きとシリアスな展開がありますが、追っ手らしい別の天使がやってくるあたりから小出しに出てくる模様。その兼ね合いからしんみりとしたドラマも描かれています。
小出し、というのはシリアスで本筋に突入か、と思ったらまた最初のドタバタ日常の話になったりしているから。それって構成的にどうなんだろうか;とも思ったり。
ニンフが、再度主人から催促されてるのにすぐに行動を起こさないというかすぐツンデレキャラとして何事もなかったように彼らに混じってバカやってるのとかには、ちょっと違和感があったかなあ。細かいところなんですがね。
あとイカロスを連れ戻す使命を受けたニンフが受ける仕打ちのシーンが痛々しく見ていて辛かったです。絶対的な主従関係と身に受ける暴挙、ことあるごとに廃棄処分をちらつかせられなのに主人を慕う気持ちがあるという・・。地上でのほんわかした日々とのギャップがあるから余計痛かった;
絵はすごく綺麗でした。戦闘シーンもコミカルシーンもなめらかな動きだし、イカロスの表情の変化をはじめとして登場人物の描き方が生き生きしてるし。
あと印象に残ったのはやはり毎回違うエンディングの歌かな。なつかしの昭和の歌ばかりで。特に探検隊の歌には笑ったなあ。それにしても夏のあらしといいアニメでは昭和ブームがおこっているのでしょうか。
2010年に2期そらのおとしものf放映。1期と同じくエロバカ展開とシリアス展開の融合が絶妙。昭和時代のエンディングも同じく。ラストは原作とけっこう違うみたい。終了時は連載中でしたしね・・。2011年に映画も発表。

そらのおとしもの / 2009年UHF局放映全13話+OVA1話
そらのおとしものf / 2010年UHF局放映全12話
劇場版 そらのおとしもの 時計じかけの哀女神 / 2011年映画100分
堪能度:★★★★☆

第14話はDVD収録。DVD収録はテレビ放映版とは別バージョン。