とある男性の食卓や弁当に並ぶ米や味噌など食べ物を擬人化した４コマ。
主人公は秋田産の米の擬人化キャラ。昔の東北の冬装束でなまりが可愛い。お米以外でもお味噌やトマトなど食卓に出る食料の擬人化キャラが登場していきます。
とある一人暮らしの男性の食卓や弁当が舞台。おっとりした可愛らしいキャラたちによるほのぼのな雰囲気の内容。彼女たちはその男性に好意を持っており自分をアピールするのですがそれが裏目に出たり出なかったりというネタとか、擬人化キャラたちの交流ネタとか。
彼女たちの思い立った行動が、お椀をこぼしたりといった現実の事象にリンクしたり、男性の行動により擬人化キャラたちの蒙る出来事をネタにしたりといったかんじ。あと男性の日常も絡めたネタもあり。
可愛らしくほんわかした気持ちになれるお話ですが、世界観というか設定には、当初釈然としないところがありました。読み進めるとあまり感じなくなりましたが。
お茶碗に盛られたご飯でも男性が顔にくっつけた１粒でも同じ１人だけの描写で、主人公は米粒の擬人化なのか米自体の擬人化なのかとかね。納豆はシュールだけど１粒＝１人だから余計に感じたんだろうな。
ファンタジー設定でもそれなりの整合性を求める人には入りづらいかもしれませぬ。
池尻エリクソン
バンブーコミックス全２巻 / 竹書房
ジャンル：４コマ / 好み度：★★★☆☆