よゆう酌々 辻灯子

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離婚・失職のコンボで実家に帰ってきた女性が主人公。と同時に母は再婚し海外へ行くことが決まっており、しばらく休止していた小料理屋を主人公が継ぎ再開させることになる、というはじまりの4コマ。
主人公の母は、娘が実家に帰ってくるように祈願しかえってくるとわかるや主人公が料理は皆目ということを踏まえどういうツテをつかったかイケメンで寡黙で腕のいい板前青年を連れてくるという策士。
唖然としつつもほかに道がない主人公は店を開くことになるわけですが、当人の料理は致命的だわ開店から経営難だわ要の板前は腕がいいからか引き抜きはあるわでけっこうギリギリな状況ながら、悩みはするけど深刻さがないというか、あっけらかんとした能天気なノリで店を続けていく展開。
板前の青年は、割と常識人だけど、洒落を軽く流すタイプなんで主人公とはなんのかんのといいコンビ、なのかな。対極な性格だけど似たり寄ったりな気質というか。いまのところ、店がらみや主人公のだめっぷりをネタにした話ばかりですが、後々板前と主人公の間に恋が発展・・するのか?
今回も著者の作品としては流れのある展開かなと。あとがきにエピソードが担当頼みとありましたが、それが要因ではないはずだ。

辻灯子
まんがタイムコミックス全4巻 / 芳文社
ジャンル:4コマ / 好み度:★★★☆☆