巨大な体と力を持つ龍が人間の領域を壊していく世界。人類の中に、その龍と番いとなる運命の女子が生まれるようになる。Dと呼ばれる少女たちは生まれ持って龍の力を持ち、ある時期になると体の刻印が体を蝕み、龍が接近すると少女も龍になってしまう。
Dの少女たちは学園と言う名の対ドラゴン設備の中で暮らし、自身の持つ龍の力を武器に変えて向ってくる龍に三行半をつきつけるというかんじ。
龍の花嫁的存在なのでほぼ女性なんだけど主人公はたった一人の男子のDと言う設定。まあ少女たちを護る立ち位置で、龍を倒すための力を行使するたびに記憶を持っていかれるみたい。主人公を送りこんだ機関とか龍を神聖視する団体とか定番だけど存外凝った展開だったし龍と少女たちの関係設定は興味深かった。
萌え要素的には妹・押しかけ女房系・おっとりヒロイン・危ないお姉さんといったところか。萌え記号全開のキャラ設定と口調なので学園恋愛的やりとりの場面ではちょっと見づらかった。等身の低いロリ系な顔立ちなのに胸が大きいキャラが多くてなんかアンバランスな印象。あとけっこうシビアな設定とのイメージバランスもね。もうちょい等身が高かったら違和感もなかったんだけども・・。今時の波になじめないだけか。
キャラの言動には違和感はあるけど物語自体はわりと楽しめた。シリアス要素はわりと深かったように感じたので。演出は三文芝居っぽいけどね。
2015年TBS他放映全12話 / 堪能度:★★★☆☆