40歳までに結婚したいと思った39歳出版社勤務・雑誌編集者の豆柴くんのコンカツ模様を描いたエッセイ4コマ。
女性のコンカツものは割りと見かけますが、男性のコンカツってあまり見たことがないので読んでみた。
4コマ形式で、実在するとある男性のコンカツの過程を描いているという構成になっています。著者は女性で主人公とは別の人がマンガを描いているというパターンですね。
内気なタイプの男性の典型のような行動に、当初の相手の第一希望条件はなにがなんでも美人という、これまたわかりやすいキャラで。理想が高いというより固定観念が強いという印象が。まんがの脚色もあるんだろうけども。
右も左もわからない状態ではじめる場合は、たいていネットかビジネスライクな結婚相談所なんですね。昔ながらの仲人タイプはもうないのかな、やっぱり。
それにしても友人はいるし仕事仲間との関係も良好だし33歳には少なくとも彼女がいたわけで、女性と話慣れていないというのがよくわからんのだが。結婚相手を探す場合は意識が違うものになるのか。
不器用というか間が悪いパターンもあってか、相性が良い人と出会っても「良さげな人」どまりになっちゃうタイプのようで。絵に描いたような失恋の話もあり思わず涙が。
総じて男性のコンカツも悩みどころは女性とあんまり変わらないんだなあという感想。
細川貂々 / ホーム社全1巻
ジャンル:4コマ・エッセイ / 好み度:★★★☆☆