見開き2ページで、著者が気になったり見知ったことなどをレポートするエッセイもの。
お題は、方言、オタク関係、占い、ウサギ、映画、盆栽などなどなど、ジャンルは多岐にわたっています。情報量はわりと多く、コストパフォーマンスは高いと思います。主観寄りで個人の感覚的なことをネタにしている部分が多く、共感を得られるなら、あるあるって感じになるパターンが多いかも。
2ページでお題を表現するためか画面の密度がぎっちぎちで読み手によっては若干読みづらいかもしれません。個人的にはお題に対する話の膨らませ方や語り口になじめなかった回がありました。全部が全部じゃないですけどね。65も話題があれば致し方なしか、ジャンルが広範囲なので興味のない話を読むとそうなっちゃうのか、著者自身が興味のありなしでテンションが違うからなのか。
ゴム跳びの遊び歌って地域によって違うのかなあ。ちょっと調査してみたい気もする。
池田暁子 / 文藝春秋全1巻
ジャンル:エッセイ / 好み度:★★★☆☆
連載されていたものから抜粋してコミックス化された模様。全部収録されていないのはちょっと残念かも。