愛犬を亡くし傷心の絵本作家が、庭に映えたピンクのきのこを眺めていると、動きだし犬、のような生き物に変化した。きのこいぬと絵本作家や周囲の面々のほのぼのとした日常を描く物語。
キノコに感情みたいなものが芽生えて犬の姿に変化した「きのこいぬ」。意外すぎる組み合わせと出オチ感満載だったが、きのこいぬの愛らしい造形とほのぼのとした雰囲気にはまりました。そういや意外な組み合わせってキャラクター界じゃけっこうあるな。
幼馴染みの担当編集者や絵本作家のことが好きなきのこ研究所員の、きのこいぬをめぐるやりとりとか会話が良い。どういう話か、と説明しにくい話だけどほっこりしたりほろっときたりするエピソードが多いです。ちょっとシュール要素も入ってるかも。きのこいぬ、けっこう学習能力?知能?がわりと高いかんじで表情もわりと豊かで仕草がかわいい。
人気が出たのか1巻表記はなかったけど続刊している。
蒼星きまま
リュウコミックス10巻 / 徳間書店
ジャンル:青年・コメディ / 好み度:★★★★☆