作曲家の加賀美幸綺、同居人のロック歌手パティ、CFの仕事をきっかけに同業者の白石からあずかることになった少年・雅が織り成す業界ストーリー。
けっこう初期の作品です。音楽芸能業界が舞台なだけあって派手でクセのある芸術肌なキャラクターが多いですね。主人公の加賀美は普通人っぽいのでかなり気苦労が多い感じです(笑)。内容もきらびやかでかっこよく、おしゃれな雰囲気があります。縁のないというか想像できないジャンルでしたが、人間関係の描写が多く構成がまとまっているせいか、読みやすかったです。キャラクターが各々の道へ進む出発を描いた最終話は読み応えがありました。ホモとか美少年とかもお約束のように出てきますが、設定としてだけで過激な表現はありません(多分)。
「夜も、昼も」に同時収録の「黒い瞳は永遠に」はICPO特別青年部<カラーズ>メンバーの女性3人の活躍を描いた作品。さらに初期の話らしく絵がかなり違います。キャラクター設定に魅力がありハードボイルド調なのでかなり好みな話でした。
シリーズ名がG-BOYシリーズと知ったのは電子書籍化してからという;
椎隆子
夜も、昼も/花とゆめコミックス/1巻/白泉社
夜と、いつまでも/花とゆめコミックス/1巻/白泉社
ジャンル:少女・業界/好み度:★★★☆☆
同時収録:黒い瞳は永遠に(夜も、昼もに収録)