家長である祖父と孫の少年が住む屋敷に長年勤める年齢不詳の優秀すぎる家政婦・椿さんとその周辺を描いた4コマ漫画。
清楚で寡黙な和服美人の椿さんは男前で有能な家政婦さん。祖父と孫の少年が住む資産家の屋敷に、孫が幼いころから勤めています。家事はもちろんのこと特に整理整頓が得意、テレビ特に2時間サスペンスが大好き、ちょっぴりおちゃめな面もある、というスペック。
主に雇い主である祖父と孫とのやりとりやお仕事風景、たまに帰ってくる少年の父の話、時折間に挟まるようにある椿さんの身内と椿さんの会話などで構成されています。
有能で寡黙、というと某派遣戦士を思い出しますが、彼女ほどまったくしゃべらないということはないです（当初はその予定だったようですが）。また口調がたおやかでそれゆえに毒がこもるとけっこうな破壊力。当人の有能さを描写したネタよりも彼女の存外おちゃめな気質に焦点をあてたネタのほうが多いような。家人のキャラもたっていてさりげなブルジョワネタも面白いですね。
たまーに椿さんがプライベートで会う男性がいますが巻の終わりのほうでその関係がわかるまでいろいろ模索したっけ。次の巻からこの人が出張ってくるのかな？
番外として、椿さんがもし～だったらという企画ネタもあり。ちび椿さんにやられてしまいました。かわいすぎる。正直著者の絵ってぷちとかちびキャラのほうが好きだなあ。なんとなく。
仕事はほぼ同じなのに家政婦というと和服と割烹着になるんだろう・・いやそれでいいのか。
楯山ヒロコ
まんがタイムコミックス全７巻 / 芳文社
ジャンル：4コマ / 好み度：★★★★☆