徳川生徒会 中津賢也

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300の学校が林立する巨大学園都市。その創始者である徳川家金が他界しその跡を継いだ家夷のわがままな学校運営に各学校の校長は困り果てていた。そんな中、家夷のいる学園都市の中枢・大権現中央高等学校に薩摩学園から島津弥七がやってきた......。大権現中央高等学校生徒会の面々が巻き起こす学園ドタバタコメディ。
全体的にテンポが良く、なにも考えずに面白いと感じる作品です。IQが高く唯我独尊だけどお間抜けな生徒会長の家夷、そのお庭番であり生徒会役員でもある2人の女子高生くのいち、黄門じごく変でも登場した副会長の弥七...といった個性的なキャラクターによるボケツッコミ(放置気味でしたが)が個人的にツボでした。江戸時代ネタと学園コメディの融合のほか、いろんな要素を詰め込んでいる割に無理がなかったように感じました。一話完結形式なのも読みやすかった要因だったのかも。
薩摩学園の校長と島津弥七は義理の親子関係なのですが、なんでわざわざ義理なのかと思っていたら黄門じごく変でそういう設定だったからのようで。

中津賢也
MF文庫全1巻/メディアファクトリー
ジャンル:少年・学園コメディ /好み度:★★★★★