オリハルコンの肉体を持つアトランティスの戦闘マシーンワッハマン。彼は世界の敵である「パパ」を倒すための最終兵器であったがパパとの戦闘後一万年の長い年月のため自らの使命を忘却してしまった。日本の浜に埋もれていたところを助けられて以降現代日本で様々な人々と出会う。そんな中、ワッハマンを狙う「パパ」の刺客、ワッハマンを調査する自衛隊たちが織り成す三つ巴が展開される...。
カールビンソンみたいなブラック入ったドタバタアクションかと思いきや(いやそれも多分に含まれていますが)後になってくるほどシリアスでせつない展開になっていきました。レミィやオシリスの叫びやロボット技師インガーの心理描写などが特に印象に残っています。
はっきりと敵味方と分かれているようでそうでない、複雑にいりくんだ人間関係と描写が見所。ラストはそれまでの伏線をきっちり出していて物語の構成の綿密さにびっくりした記憶があります。ワッハマンと関わる自衛隊の面々とか敵であるレミィのパパとかどのキャラも個性的というかなんというか。
なんか最終巻が出た時点で絶版になったため最終巻の発行部数が他の巻より少なくラストを見てない人が多いらしい...。
あさりよしとお
パーティKC全11巻/講談社
ジャンル:青年・アクション / 好み度:★★★★★
ワッハマンってなんか思い出すと思ったら黄金バットだ。実際は見たことないけど昔よくなつアニの特番でオープニングだけ紹介されてたのをよく見たことがあります。オープニング歌えます(笑)