ワンダーランド 石川優吾 


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ヒロインは朝目覚めると豆粒サイズに体が小さくなっていた、というところから始まるディストピアサバイバルもの。
不思議の国のアリスのように体が小さくなった人間の視界、日常あたりまえにある物が巨大、小動物すら脅威という描写は圧巻。展開はシビアで容赦ない。
飼い犬は変化した飼い主でも従順で飼い猫は容赦なく攻撃(虫をいじって遊ぶような)ってところはリアリティあるなあ。
ヒロイン以外にも小さくなった人間は多数、縮んだ当人たちは状況が見えず国家側はおそらく状況を把握している感じなのがシビアすぎ。個人的には読み進め辛いタイプなのだが作品としては秀逸だと思う。

石川優吾
ビッグコミックス
ジャンル:青年・サバイバル / 好み度:★★★☆☆