幼少期妖怪と出会いある約束を交わしていたヒロイン。しかし当の本人はそれを忘れており音沙汰のないヒロインにしびれを切らした妖怪はヒロインの前に現れる。妖怪は自分の名を呼ぶよう告げるが・・・。
ヒロインは強くなることを望み空手大会でも優勝するほど。そんな彼女が勝利の証を飾るのは病弱で入院中の兄弟。そんな彼女の前に妖怪の青年が現れる。実は、ヒロインは幼少期にある男子とある約束を交わしており、その男子が目の前の妖怪。ヒロインがその約束をすっかり忘れていたため音沙汰のない彼女にしびれを切らして自分からやってきたらしい。
ヒロインが自分に惚れきっていると思い込みそのまま押せ押せな妖怪と、その気はないし腕ずくでは反撃できるほど強いヒロインというバランスからはじまる。あと惚れているから喰らうという妖怪独特の恋愛観?が特徴の1つかな。
妖怪男子とヒロインのラブコメ、のようだが背景も展開も多分にシリアスが含まれている模様。このレーベルらしく異種族すれ違い恋愛だけにおわらないようだ。一巻目は二人の邂逅と双方の状況が馴染むまでが描かれており、2巻以降に双方のシリアスな背景や伏線が出てくる模様。絵は綺麗で人物描写も快活で読みやすい。
南マキ
花とゆめコミックス全3巻 / 白泉社
ジャンル:少女・ドラマ・ラブコメ / 好み度:★★★☆☆