終末のハーレム 宵野コタロー/LINK 


終末のハーレム (ジャンプコミックス)

難病のため有効な薬が出来るまでコールドスリープした医療研究者の青年が数年後開発された特効薬で完治し目覚めるも世界は一変していた。
あるウィルスのため男性がほぼ死滅、主人公を含めわずかに生き残った男性は大多数の女性の種付けを求められる。
表題の通り人類末世のハーレム状態というわけ。主人公は男性致死のウィルスに抗体があり人工授精で生まれた男子は生存できないため性行為を求められるわけだが主人公はそれを拒否、ウィルスの特効薬を作り出す道を選ぶ。整合性のあるSF設定を下敷きにしたエロスとサスペンスもの。
冬眠前に告白した片思いの女性がいるが現在その女性は行方不明、主人公と同様の生存男性は主人公と正反対に特権を謳歌という要素を組み込む。レーベル的に主人公が励む展開はアレなのだと思うがエロス担当を別にしたことで物語に没頭できる構成。グラマラスな女体の見栄えが良い絵柄。

原作:LINK / 漫画:宵野コタロー
ヤングジャンプコミックス12巻 / 集英社
ジャンル:青年・SF / 好み度:★★★☆☆

第一部は12巻で終わり、第二部のファンタジアが発表されている模様。