狼と香辛料シリーズ 

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狼の化身の少女と行商人の青年の行商の旅の途中で出会う様々な事件や出来事を描いた「剣と魔法じゃない」ファンタジー商売冒険譚。
中世西欧風のファンタジー世界が舞台。獣の化身の少女と行商人の青年が出会い、行商人の商売の旅に少女がつきあうという形で始まるコンビの物語。
主人公が行商人なので剣とか魔法の戦闘はかなり少ない。どちらかというとそれらを商材に商売をするという方向性か。主人公二人の掛け合いが軽快で楽しく、シリアスかつピンチな展開でもハラハラはするのだが鬱にならずに楽しめるところは良かった。商売におけるやりとりやら駆け引きやら仕組みやらの設定や展開が興味深かった。
狼少女の口調が花魁言葉で当時は妙な新鮮味があった。キャラ付けであろうが見た目は少女だが古い種族ということを強調するためだったのだろうか。
いろいろ楽しめた要素はあるが狼少女がとにかく可愛かった。可愛いというか引き込まれるというか、様々な表情を見せる彼女のキャラは秀逸だと思った。

狼と香辛料 2008年独立UHF局・AT-X他放映全13話
狼と香辛料II 2009年独立UHF局・AT-X他放映全12話+1話
堪能度:★★★★☆