森の奥に住む背丈9㎝の女の子・ハクメイとミコチをはじめとした、彼女たちの暮らしを描いたファンタジー日常ストーリー。
身長9㎝の種族が暮らす世界のお話。詳しくは言及していないが大地の精霊、北海道のコロボックルとか北欧のノームみたいなかんじ。森の奥に居を構え同居している、大工仕事系が得意な子と調理・裁縫などが得意な子が主人公のよう。物を作り売ったり買い出ししたり自然に存在する動物たちを使って移動したり・・・彼女たちの素朴な暮らし向きが牧歌的かつ写実的な丁寧な作画で綴られている。
ファンタジー的な舞台背景だがその暮らしの様子は昔の田舎暮らしといった印象を受ける。風景描写や登場人物たちの暮らしのための営みの描写は、ほのぼのというか読んでいて癒やされる。描き込みが丁寧な絵本のよう。おすすめです。
樫木祐人
ビームコミックス1~ / エンターブレイン
ジャンル:青年・ファンタジー / 好み度:★★★★★
昔読んだ「秘密のノーム」を思い出すわあ。巻が進むと漫画らしいハラハラな冒険展開もあるようです。