ヤスミーン 畑優以 


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ライオンが支配する動物の王国。
支配階級は国の外のサバンナで他種族を狩り喰らう。
ただトムソンガゼルだけは王国に奴隷として住んでいた。
その理由は彼らが支配階級にとって不味いから。
野生の王国という言葉をそのまま体現している設定。
擬人化とも言えるが言語により意思疎通が出来るが、
姿は獣そのままで、二足歩行もできるという具合。
圧倒的な暴力による支配という図式のよう。
そんな中で強力な王族を倒せる存在である雌のチーターが居り、
主人公は奴隷のガゼルの少年。
死んだとされていた雌のチーターが再び現れ、その様を見た少年は
殺される寸前のシマウマの子供達とともにサバンナという国の外に出る。
独裁政権に対する革命の話なわけで、シビアな展開が続く。
力の弱い主人公の少年が、唯一の対抗力のある者が、サバンナに棲む
被捕食者と、王国の捕食者たちがどう動くのか。展開が気になる話ではある。
余談だが動物そのままだが顔部分は人面魚みたいに微妙に人型なので
慣れるのにちと時間がかかった。

畑優以
ヤングジャンプコミックス全3巻 / 集英社
ジャンル:青年・ドラマ / 好み度:★★★☆☆