シド二アの騎士 弐瓶勉 


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ガウナと呼ばれる生命体により星が破壊された千年後、
人類は巨大なコロニーのような船で移民先の惑星を探す宇宙を旅していた。
そんな世界観で、船内の人ので祖父と暮らしていた主人公の男子は
食糧を求め米製造工場エリアで米を盗もうとしたところを捕らえられるが。
全人類が巨大船で放浪中、かつて星を壊した巨大生命体と遭遇、
主人公はその生命体を殲滅するロボット?の中でも特別な機体の操縦者となる。
壮大な世界観と緻密な人物描写のスペースオペラ物語。
人物同士のやりとりとか心情描写とかがわりとあっさりめなのも特徴かなあ。
でもけしておざなりじゃなく手数が多いというか親近感が湧くというか。
巨大生命体との戦いという大きな軸と、船というコミュニティにおけるキャラたちの
生活とか、主人公を中心としたラブコメといった軸を良いバランスで組み立てている。
絵が漫画として読むのにはわりと特徴的なので慣れるのにちょっと時間が掛かった。
船生活の中で繁殖を繰り返した中、光合成できたり第三の性があったりする設定は
印象的だった。

弐瓶勉
アフタヌーンKC全15巻 / 新装版全7巻 / 講談社
ジャンル:青年・SF / 好み度:★★★☆☆