月光条例 藤田和日郎 


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月の青い光が地上に届くとき御伽話の世界がおかしくなってしまう。
御伽話の世界の住人は、月光の影響で暴走した住人から逃れ人間の世界に飛び出す。
喧嘩は強い相手ほど燃えるタイプで発言はあまのじゃくの男子は、
彼の幼馴染みで「演劇部」のあだ名が付く女子が読んでいた本から
その飛び出したおとぎ話の登場人物から、狂った住人を倒す力を与えられてしまう。
御伽話の世界を守るために御伽話の住人と人間が共に戦う構図。
日本のみならず古今東西の寓話が登場し、コラボ的なかんじになっているような。
冒頭からアクセル全開のアクションがたたみかけるように展開される。
あいかわらず著者の物語は展開も人物たちもとても熱い。好い。
月光条例というのは、月光で狂った話は月光で正すという取り決めという意味のよう。
うろ覚えの御伽話の概要がわかるという意味でも個人的に有意義なタイトルだった。

藤田和日郎
少年サンデーコミックス全29巻 / 小学館
ジャンル:少年・アクション / 好み度:★★★☆☆