主人公の男子のクラスに美人の転校生が来る。他者を拒絶する割に人気が高い彼女。
時期を同じくして願いが叶うという「神様メール」が流行だす。
そんな中主人公は、転校生が羽を生やして跳んでいる姿を目撃し、脅しを掛け戯れに
大金を要求したところから物語りは始まる。
前フリがけっこう込み入っているが、転校生はほんとうに?神様で、
主人公は戯れの望みの代償として、期せずして死神の役どころを与えられる。
自殺したい人間の代わりに主人公が自殺すると、
自殺したかった人間は自殺しなくなるというもの。
死ぬときの感覚は生々しく記憶に残るのでほいほいと出来ず苦しむし、
対象者の自殺を阻んでも根本の問題を解決しなければ再度自殺することになるなど、
しんどい展開になっていく。
あと転校生である神様が「願い事を叶える」構造とか、主人公の過去とか、
作品の良心キャラかと思ったらアレだったりといろいろ伏線が引かれていく。
うーん。多分後になって全体像が見えれば面白くなっていくんだろうけど
初巻でいろいろ要素詰め込みすぎて散漫な感じがするよ;
濱元隆輔
角川コミックスエース2巻 / 角川書店
ジャンル:少年・ファンタジー・ドラマ / 好み度:★★★☆☆