消えた幼馴染みの少女を探す男子は気がつけば廃校の建物内にいた。
主人公のほかに六人の男女が同じように建物内に閉じ込められている状況。
建物内を探索してみると、鉈と鍋があり、彼らを閉じ込めた元凶はどうやら
7日間の間に彼らに殺しあいをして互いを食ってほしいのではという推測に至る。
基本的にはドロドロの人間模様による殺しあいサバイバルもの。
人物同士の策略や思惑や異様な環境下における人間心理が主軸となっている。
冒頭のト書きや題名にあるように、
毒虫を同じ壷に入れて呪物を作る蟲毒のように殺し合って最後に残った者
を求めているのだろうか。あと閉じ込められた7人には7つの大罪が
あてがわれているようで、各々の罪にあった過去やら気質やらがキャラ設定に組み込まれている。
ディティールは興味深いし各々のキャラの役どころも綿密に作られていると思う。
面子の中にひとり幼女がいるがそういう立ち位置なのかが一番気になった。
主人公、善人ぽいけど大罪の1つの象徴ならたぶんそうじゃないんだろうな。
画:合田蛍冬 / 原作:八頭道尾
アクションコミックス全6巻 / 双葉社
ジャンル:青年・サスペンス / 好み度:★★★☆☆