OMEGA TRIBE (ビッグコミックス)玉井雪雄
父にアフリカに連れられそこで保険金目的で殺されそうになる主人公。拳銃で撃たれ人類発祥の地に転落した死の間際、人類の始祖らしき男が語りかけそれに答える。主人公はある診療所に拾われ、快復したが男によってもたらされた超常能力に戸惑う。エボラ蔓延とかゲリラが横行しているという厳しい状況の中のアフリカで主人公がどうなっていくのかというかんじか。人類の進化とかウィルスとかそのへんが主題ぽいが複数巻読まないとよくわからん世界観。主題も絵面もとにかく濃い。続シリーズにOMEGA TRIBE KINGDOMもある。複数巻。
REVOLT (角川コミックス・エース) 高木秀栄, 草下シンヤ 2巻
過程でも学校でも馴染めず自分を肯定してくれるのはゲームのみ。そんな彼のスマホに革命戦略シュミレーションゲームアプリがアップロードされそのゲームを行うことにする主人公。そして自分がクリアしたゲームが現実の革命とリンクしていたと知るとそのゲームを作った組織の勧誘を受ける。知らず現実の戦争の戦略を担うってのはわりと見る設定。こちらは革命に特化したものなんだろうが、作品自体の特徴は薄く二番煎じは否めない。
クロムノイド 混合遺伝子 (バンブーコミックス)飯星シンヤ
一家が惨殺されその近くには不気味な有機体が残された事件が続く中、心臓病で移植以外に助からなかった少年は、医師である父の手術により健康体になったが父は不在が続き勤め先の研究所に赴くも会えず悶々とする。血などで遺伝子を入れると生体的に完全なクローンが出来る謎の外来生物を巡るサイエンスサスペンス。このテのジャンルの作品としては丁寧に作られているものの続きが読みたいというほどでもないというのが正直な感想。元々はGNM -特殊外来生物-という題名で角川から出ていたが後に竹書房から再発表された経緯がある。