愛犬が、私を愛してくれません。どてどてどてちん! 高久尚子 

著者と著者の飼い犬どてちんと同居人で漫画家の日々の暮らしを綴ったエッセイもの。
主に著者と著者の飼い犬だけどさっぱり著者に懐かないどてちんの関係がネタになっている。
愛犬が家に来た当時著者が多忙で、著者のアシスタント業務もやっていた
同居人さんに世話を一任していた結果、愛犬の種が主人をひとりしか認めない性質なのも
あって同居人さんにしか懐かないという、なるべくしてなった状況みたい。
同居人漫画家さんのエッセイで著者と愛犬の話は度々登場していたので
相関?の予備知識は有ったけど、誇張無しだったのかというのが正直な感想。
犬種の性質をわかっててなぜ、というツッコミもなくはない。
つれない愛犬に一喜一憂し、親ばかならぬ愛犬バカを遺憾なく発揮する著者は愛おしい。
しつけを失敗して言うこと聞かないってのはわりと見るけど、
犬でこのパターンは珍しいかもしれない。
ペットものとしてはけっこう楽しかった。漫画を描き慣れた著者だけに
展開のテンポが良く読みやすいのも良い。

高久尚子
キャラコミックス全1巻 / 徳間書店
ジャンル:エッセイ・ペット(犬) / 好み度:★★★★☆