ただいま'69 河あきら 


ただいま'69をAmazonで見る

就職浪人が決定した主人公の女性は卯建のあがらない父親とともに爆発事故に
巻き込まれ、気がつけば1969年にタイムスリップしてしまう。
主人公はそのままだが、父親は記憶を持った状態で当時の年齢の幼児になっていた。
スリップした場所には気の良い女性達が住んでおり、二人は世話になりながら
帰る術を模索するが、というかんじ。
父親は人生やり直しを目論むBTFみたいは要素と、
現代の文明の利器に慣れた主人公の戸惑いと、住人達との交流などが主軸。
当時の世相や文化や生活道具など、当時を知る読み手には懐かしさを覚える内容かな。
現代では考えられないいろんな意味で大らかな時代の様子を堪能できるかと。
著者もこの世代ゆえか、あるあるネタが満載でした。
このレーベル定番の人間模様も読み応えがある。
著者は途中で大病を患っていたようで。快復して良かったです。
題名は帰ってきた「ただいま」と今まさに、の「ただいま」を掛けているのかね。

河あきら
ジュールコミックス全1巻 / 双葉社
ジャンル:女性・ドラマコメディ / 好み度:★★★☆☆