幕末期、投獄されていた武市半平太は気がつくと平成の田舎町の道路に倒れていた。
当然平成の世の理はさっぱりな彼だったが、ある出来事から、
学習塾を営む男性に拾われ彼の好意により居候・塾の教師として暮らしている。
そんな始まりのタイムスリップもの。主人公は実在する土佐勤王党盟主。
史実では眉目秀麗らしく、この作品でも塾に通うお母様方にモテモテのよう。
そんな彼の日常と巻き込まれる事件を描いた人間ドラマといったところか。
主人公の他にも幕末の有名な武士たちもタイムスリップしてくる。
コメディ要素も多分にあるが、物語本筋はなかなかリアリティのあるドラマな内容。
個人的には冒頭の何気ない日常の描写が好い。
特に主人公のカルチャーショックの描写が好きだった。
絵は達者、さりげない登場人物の所作とか物言いとかが特に秀逸と感じた。
黒江S介
クロフネコミックス7巻 / リブレ出版
ジャンル:少女・ドラマコメディ / 好み度:★★★☆☆