HUNGRY JOKER 田畠裕基 


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少年の科学者とメガネっ娘の助手が、光る死体が発見された事件で呼び出されたことから始まる話。
少年科学者は記憶喪失であり、記憶の手がかりは彼の持つ黒いりんごと光る死体の山の記憶だった。
そんな過去が語られていた中、二人は自身を神と呼ぶ者に襲撃を受ける。
詰まるところそのリンゴは適合者が口にするとそれに由来する特定の能力を出せる代物である
ことがわかる。そして科学者は助手を連れて別のアイテムがある英国へ飛び、
二人が出会った神と戦う組織に招かれる。
ニュートンのりんごで重力系など大発見をした科学者の業績に関わるアイテムが肝のよう。
それなりに科学的な知識も設定に盛り込んでいるが、
内容的にはド直球のジャンプ的アクションバトルもの。
主人公が重力系を使うため空間を活かしたバトル描写が興味深かった。
朴念仁の少年と普通の女子の会話も妙にツボだった。
定番中の定番な展開ゆえに設定の秀逸さとかキャラへの傾倒がミソとなるタイプかも。
個人的にはどちらも好みだったので楽しめたがそうでないなら他作品との差がないかもしれない。

田畠裕基
ジャンプコミックス全3巻 / 集英社
ジャンル:少年・アクション / 好み度:★★★☆☆