彼氏はみな実は既婚者だったという経験を持つ女性は、辟易し東京から
自分の故郷に帰り再起を誓うものの、実家は父が借金を抱え家業の喫茶店は
抵当に入ってしまったという。
そんな時、客としてきていた男にプロポーズをされる。ただし三人目の妻として。
実は主人公の故郷は、少子高齢化と過疎化解消のためのモデルとして
一夫多妻が認められる特区指定を受けていたのだ。
現代だとびっくりする設定だが、明治あたりだとけっこうあったよなあ。
当然拒否しつつつも策を巡らせ金だけ貰おうと直談判するも、
諸々の理由で、三人目の妻となることに腹をくくる主人公。
主人公の父のアレさに辟易するがまあ舞台を整えるための突き抜けた設定だけなんだろう；
あと夫となる青年の自由すぎる行動が印象深い。
自分の思ったことをすぐ実行に移しちゃうタイプなのか。
この青年の行動に振り回される主人公とか妻達との関係とか
各々の事情とかが語られていくのかな。
突き抜けた環境設定における恋愛ドラマは興味深い。
ヤンマガレーベルは突き抜けたテンションの話が多いがこちらも多分に漏れず。
ただ女性視点というのも含めて女性に受けそうな話だなあと思った。
NON
ヤンマガＫＣスペシャル全１９巻 / 講談社
ジャンル：青年・恋愛・ドラマ / 好み度：★★★☆☆