自称日本一のサオ師の青年の前に現れたのは天才少女科学者。
少女は、青年の性交の絶頂の波動を石油などの燃料に変わるエネルギーの基にしようとしていた。
絶頂で電気をおこすという・・これがほんとの自家発電て誰が巧いことを言えと。
青年はその実験に無理矢理付き合わされるが、実験中絶頂の波動が逆流し、
二人は過去にタイムリープしてしまう。
で、再び現代に戻るにはリープした時代・土地で歴史を動かした女性と
寝てリープのエネルギーを起こさねばならない・・という設定。
エロものなので下世話な展開が多分にあるけど、エロ展開・ストーリー展開ともに
軽快なノリと真面目な展開の交差と配分が絶妙で楽しく読める。
絶倫の主人公は三枚目でヘタレとかっこよさのバランスが絶妙で憎めない性格。
リケジョな少女とのコンビ描写が特に楽しかった。いろんな意味でナイスコンビネーション。
エロ以外も描き込みが丁寧だし、構成も安定感がある。なにより読後感の良い結末が魅力。
ラストの盛り上がりと収束もなかなかに感動的。
最後の最後のオチは膝カックンされたような気持ちになったけど。
山口譲司
マンサンコミックス全1巻 / 実業之日本社
ジャンル:青年・エロ・SF / 好み度:★★★★☆