中学に進学したごく普通の男子・東海林。
となりの席の少女戸黒さんは可愛いけど顔色が悪くつねにマフラーを巻いている
ちょっと変わった女の子。彼女の普通じゃない行動や雰囲気などが気になる中、
彼女にに拾って貰った消しゴムにはぬめった液体がついており、家でそれをなめた
ことにより精通を迎える。
以降、主人公は彼女を意識するも、あるきっかけから普段のおんぼりした雰囲気からは
想像できないほど突如人格が変わったように辛辣な口調を主人公に浴びせられ、
彼女の正体がなんとなくあの軟体動物系・・?ってのがわかる。
たぶん人外な彼女と第二次性徴を迎えた中坊な主人公を中心にした
ジュブナイルラブコメ、といったところか。
主人公のリビドーメーターが振り切るときの暗喩な描写がいちいち秀逸。ほんとに。
エロが主題だし、年頃なのでわりとあけすけな展開もあるけど
微笑ましいというか可愛いというかエールを送りたくなる話というか。
なんか好い。というのが素直な感想だった。
詩原ヒロ
バンチコミックス全2巻 / 新潮社
ジャンル:青年・ラブコメ / 好み度:★★★☆☆