心肺停止から日常生活に戻るまで回復する著者の視点から描いたエッセイ漫画。
先行きの不安から仕事を詰め結果体調を崩し重篤な状況になった著者。体を厭わないというより厭えない状況に近いので過労死直前の人の状況に近いのかな。
心肺停止から意識が戻ったことや闘病生活を主観な視点で描く。患者の視点からの世界の見え方というか、口や文章で説明されてもピンとこないことがクリアにわかるというかな内容だった。
認識や心情の描写がダイレクトに伝わるというか、追体験を得られるというかな稀有なエッセイだと思う。
なんにせよ回復されてよかったです。
続刊?に「生き返ってもあの世」も発表されたようです。
村上竹尾 / 双葉社全1巻
ジャンル:エッセイ / 好み度:★★★☆☆