少女小説のコミカライズ。パン屋の看板娘の主人公が、
失跡した双子の兄である伯爵の影武者になるように依頼されることから物語ははじまる。
繊細な線画に、しっかりしたデッサン力で中世西洋ファンタジーぽい世界観に
よくあった愛らしい絵柄。
原作がそうなのかもしれないが、主人公の双子の兄が貴族で主人公は庶民である経緯とか
影武者となった主人公の立ち位置とか王宮内?での出来事とか、なんだろう・・
どーもしっくりこないというか、なんど読んでも頭に入りずらいんですよね。
たぶん既存の王宮とかのイメージよりだいぶお気楽な雰囲気だからなのかも。
失跡してる兄ものほほんキャラっぽいしな。
主人公はトラブルにも果敢に挑むタイプの漢前キャラでナイチチに悩むってのもお約束か。
主人公を迎えにいった、兄の親友の正統派騎士が主人公のロマンスの相手のよう。
明るい王宮ラブコメを読みたい人向けかな。個人的には兄の日記を軸として
兄の視点からの本編のダイジェストのような番外編・身代わり伯爵と秘密の日記が面白かった。
原作:清家未森 漫画:ねぎしきょうこ
あすかコミックスDX全6巻 / 角川書店
ジャンル:少女・ロマンス・ラブコメ / 好み度:★★☆☆☆