死神坊ちゃんと黒メイド 井上小春(イノウエ) 


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貴族の家の長男である主人公は五歳の時に触れた生き物は例外なく死ぬという魔女の呪いを受ける。
家族はそんな彼を疎ましく思い、彼は解体する予定だった別邸に一人のメイドと老齢の執事の三人で
暮らしている。
主人公はそんな境遇ゆえ後ろ向きな性格になっているのだが、そんな彼にメイドは
触れないギリギリの近さで彼を逆セクハラでからかうのだ。そんな始まりのラブコメ?かな?
主人公の置かれた酷な状況を描く一方で、主人公をまめに逆セクハラするメイドの行動に
戸惑う主人公の様子を微笑ましく描いている。
これもいわゆるひとつの寸止めラブコメというやつなのか。
接触しないギリギリの近さはOKなのでがっつり接触よりも返ってドキドキする構図。
触りたいけど触れないもどかしさと愛おしさ。
そんなほのぼの展開の後、家族との確執とか主人公が受けた呪いの話といった
シリアスかつ話の基軸も出てくるんだろうな。
生物には触れられないが無機物は大丈夫なんで楽器や絵画などが上手いという設定は
なんかほっとする。
余談だが、表紙を見たとき最初ダンガンロンパの人かと思いこんでいた;

井上小春(イノウエ)
サンデーうぇぶり少年サンデーコミックス1~ / 小学館
ジャンル:少年・ダークファンタジー・ラブコメ / 好み度:★★★☆☆