僕の名前は「少年A」 君塚力 /日丘円 


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中年の男性教諭に教われている片想いの女子を救うため教師を殺してしまった少年の話。
自分ひとりが泥をかぶればいいと主人公は感じるものの家族にも街が及ぶなど
主人公にとって思わぬ事態になる展開。殺人を犯せば罪は償わねばならないが主人公に対する
報道や警察や周囲の人間達の無責任で不条理な制裁がつづく。
殺人が少年自身の自業自得じゃないからよけい辛い。
リアリティがある構成と描写だし現代の情報と
現実の社会の問題提起という役割においては読み応えはあると思うが
個人的に読み進めづらいタイプのシリアスな内容。
とはいえただ不条理な事柄だけを綴るだけでなく
どう決着をつけるのか続きが気になるような構成なのは良い。

原作:君塚力 / 漫画:日丘円
ガンガンコミックスオンライン全4巻 / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・ドラマ / 好み度:★★☆☆☆