スズメバチに襲われ母親と離別したミツバチのハッチが母親を探して旅する過程を描いたアニメ。
主人公のハッチはほぼ毎度天敵の種のキャラにいじめられ他の虫の死を経験するというシビアな内容。
食物連鎖を含めた自然界の厳しさや人間の環境破壊の警告が主題に含められた昆虫物語。主人公も大変ですが、他者の命を食べて生きることの罪悪感を持つ虫キャラや圧倒的な力により捕食される虫キャラも大変だと思った記憶が。
今考えると虫が人間の意識を持っているためかかなり教訓的な内容。
生きるということは自分以外の生命を犠牲にすることゆえ食事への感謝を、環境破壊は多くの命を無下に奪ってしまうことなどを物語を通してこどもたちに伝えようとしているんだろうなあ。
昔のアニメはドラマチックであり教訓を込めた話が多かったことを再認識しますね・・。
と、大人になるといろいろ見えてきますが、再放送などで観ていた幼いころはただただ主人公が悲惨な目にあっていて辛かった記憶しかなかったりな;暗いほうの蜂アニメと呼んでいました(おいおい)あと主人公の顔は気弱そうでいじめられっこっぽいなあとも思っていた;
3回アニメ化されました。これも80年代のリメイクブーム対象作品だったのね。
2010年に劇場アニメ「昆虫物語 みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜」発表
昆虫物語 みなしごハッチ / 1970年フジテレビ全91話
昆虫物語 新みなしごハッチ / 1974年毎日放送全26話
昆虫物語 みなしごハッチ / 1989年日本テレビ全55話
堪能度:★★★★☆