地球人の竹尾道太郎は、全宇宙の征服をもくろむ異星人の帝国から地球に亡命した科学者から礼代わりにその科学者が作ったロボットトライダーG7を得る。道太郎が事故死し、彼の息子のワッ太が仕事とトライダーG7を引き継ぐことになる。
侵略者から地球を守るためロボットを繰り戦う少年の物語・・・なんですが、なんともアットホームというかお気楽極楽な雰囲気というかシリアス度のかなり少なめな内容。主人公は家業の零細企業を継ぎ、ロボットで土木作業から宇宙人のロボット退治までこなすという・・つまりロボットが商売の道具にもなっているという・・。つまり敵と戦う理由は正義感や義務感(もあるだろうけど)より商売感覚に近いかもしれず。自分ちにちょっかいかける変なやつがいるからたおしちゃえーってなノリ・・でおおむね間違ってないところがなんとも;;
戦闘に使用するものが自腹だからか経費を考えながら戦うところもリアリティがあるというか生活感あふれるというか。まんま子供向けなんですがこの徹底した庶民生活感覚は今見てもかなりツボにはまりますな。
主人公側も敵側も互いの存在(というか正体?)がよくわかっていないというなんとも斬新な構成。敵側がなんどか自分たちの邪魔をする存在・主人公を調べるが結局わからずじまいという・・。改めてみるとほんと面白いっす。
1980年名古屋テレビ系全50話/堪能度:★★★★☆